BMW 1シリーズの概要

まずは簡単に1シリーズの歴史を紹介しましょう。1シリーズが誕生したのは2004年で、近年、世界的に人気が高まっている高級小型車としてBMWが世に送り出したのが1シリーズです。
現在はハッチバックモデルのみ
1シリーズは5ドアハッチバック(跳ね上げ式の後部ドア)モデルのみでデビューしましたが、その後人気に伴ってラインアップを拡充していきます。2007年には2ドアクーペ、2008年にはカブリオレ(オープンカー)という3タイプを用意しました。その後2011年にフルモデルチェンジを受けますが、この際3/4シリーズや5/6シリーズにならってクーペ、カブリオレは偶数シリーズに移行…つまり2シリーズとなりました。このため現行型1シリーズは、5ドアハッチバックのみのラインアップとなっています。
今回は現行型1シリーズ(F20)の前期型と後期型の違いについてお伝えします。
前期型と後期型の違い

2015年にマイナーチェンジを受けた2代目1シリーズ(F20)
2011年に登場した現行1シリーズ(F20)、2015年5月にマイナーチェンジしました。116iが118iに変更になった以外に大きな変更点はなく、主にデザイン面での変更が中心です。特にフロントマスクは大きく変化、LEDヘッドライトを採用した後期型はつり目のヘッドライトとなりました。前期型の垂れ目に見えるヘッドライトはかなりインパクトがあり、そこは好みが分かれるでしょう。この他、テールランプも大きく変更しました。こちらも切れ長になり、ハッチゲートにまで伸びて2分割となっています。また発光LEDは、二重を描くL字ラインが採用されています。この他バンパーも水平方向にはっきりとしたラインが取り入れられています。なおこの変更によって、全長は前期型よりも5mmアップ、4,300mmになっています。


後期型から前車接近警告機能と車線逸脱警告システムが標準装備されました。
前車接近警告機能とは
衝突の危険を察知した際に、モニター表示とアラーム音という2段階で警告を発するシステムです。「アクティブ・クルーズ・コントロール」の延長線上の機能で、速度が出ている危険度の高いシチュエーションで作動してくれます。アラームというよりはサイレンに近い音で知らせてくれるので、一瞬で緊急性の高さが理解できます。
車線逸脱警告システムとは
ステアリングホイールを振動させてレーン(道路の白線)からの逸脱を知らせてくれるシステムです。長時間のドライブで疲れてしまい、集中力が途切れがちになった際に起こりやすいアクシデントから守ってくれるシステムです。実際に試してみるとちょっとドキッとするほどの強い振動がハンドルに伝わってきます。
BMWが取り組んで来た最新システムがますます制度を高め、装備されるようになりました。
運転に不安がある方でも最新システムが運転の手助けしてくれるので心強いですね。
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