
BMW 7シリーズってどんな車?車種概要・歴史について
BMWの「シリーズ」は1972年に発売された5シリーズから始まります。
その後、1975年に3シリーズ、1976年に6シリーズ、そして1977年に7シリーズが誕生しました。
1970年代のBMWは、現在のBMWに引き継がれるモデルを多数発表した時代でもありました。なお、E23の前身は、大型セダンの「E3系」(セダン)、「E9系」(クーペ)というモデルですが、こちらは6気筒エンジンを搭載し、メルセデス・ベンツSクラスが独占していた高級車市場に真っ向から挑戦できる欧州初の高級モデル。
ただし、BMWのポリシーどおり、Sクラスをはじめとするライバル車がショーファードリブン(運転手付きのクルマ)であるのに対し、7シリーズは一貫してオーナー自らがハンドルを握るオーナードリブンの車であり続けてきました。
快適性や走行性能に加えて、BMWならではの「駆け抜ける喜び」をオーナー自身が体感できることを目指した高級車なのです。
初代 E23型の車種概要について

安全装備も充実しており、78年には量産車初とされるABS(四輪制御)を世界初採用(メルセデス・ベンツのほうが数か月早いという説も?)しました。
1983年のマイナーチェンジでは、フロントグリル、バンパー、サイドミラーなどのデザインが変更となっています。なお、E23が発売されていた1981年にBMWジャパンが設立され本格的に日本におけるディーラーシップの拡大がスタート。
2代目 E32型の車種概要について

3代目 E38型の車種概要について
なかでも後席中央に大型のセンターコンソールが付加されたL7は、750iLのホイールベースを250mm延長したストレッチリムジンは後席2名乗車仕様の乗車定員4名。日本を含む東アジアや中東地域のみで販売された超豪華モデルです。
4代目 E65型の車種概要について

前期型のインパクトのあるスタイルからややソフトな印象のスタイルに全体のデザインを変更しています。このときにモデル名変更も行われ、新たに740i(旧735i)、750i(旧745i)となり、V型8気筒エンジンの排気量変更に伴うスペック変更も実施されました。740iは306ps/6300rpm、39.8kgm/3500rpm。750i・750Liは367ps/6300rpm、50.0kgm/3400rpmを発生します。
5代目 F01型の車種概要について

740i/740Li(2,979cc 直列6気筒DOHCターボ 320馬力)
750i/750Li( 4,394cc V型8気筒DOHCターボ 450馬力)
760Li( 5,972cc V型12気筒DOHCターボ 544馬力)
ActiveHybrid 7/ActiveHybrid 7L (2,979cc 直列6気筒DOHCターボ システムトータル354馬力)
6代目(現行)G11型の車種概要について

ジェスチャーで車載コントロール・システム操作ができる「ジェスチャー・コントロール」やリモコンキーの操作でドライバーが車外から駐車ができる「リモート・コントロール・パーキングなど最新の装備を備えています。
現行のエクステリア・インテリアについて



運転席でも後席からでもブラインドやエア・コンディショナー、エンターテイメント、ナビゲーションに至るまでタブレットを使用して様々な機能を操作することが可能。
運転席においては手の動きだけで特定の機能が操作できるBMW ジェスチャー・コントロールも採用されています。
現行の走行性能について

現行モデルの燃費や維持費について

また、過去の同クラスのモデルと比較してCO2の排出量をさらに25%* 削減。BMWのライバルである「メルセデス・ベンツ」や「アウディ」などの欧州勢はもとより、同クラスの国産車と比べても全く遜色が無いレベルになっています。
気になる維持費ですが、税金や保険などの「固定費」は国産車と同様。税金の減額ももちろん受けられます。
740i 1058万円 約113,300円
740Li 1130万円 約120,500円
また、気になるメンテナンス費用ですがBMWには新車登録後3年間の新車保証の終了後に、「BMW新車延長保証プログラム」が用意されています。
BMW正規ディーラーで新車を購入したオーナーのための有料プログラムで、2年間または1年間、保証対象箇所に不具合が生じた場合、延長保証期間中の走行距離にかかわらず無償修理が提供されます。
初度登録日から3年間はさらにタイヤ&ホイール補償が付帯されますので安心。延長保証期間中は、路上でのトラブルをサポートする「BMWエマージェンシー・サービス」も利用可能です。
現行の安全装備について

まとめ
輸入車には国産車にはない独特な魅力があります。BMWの7シリーズは同ブランドで最高のグレードにあたる、非常に素晴らしい車です。それに匹敵する車は、メルセデスのSクラスやアウディA8、それにレクサスLSくらいです。
ただそれらの車には、最高グレードにふさわしい色々な装備がついています。それは言い換えれば、故障する確率が高いということです。特にBMWには、電装系のトラブルが多いです。
例えば同じような故障でも、3シリーズと7シリーズでは使われている部品の価格が違うため、修理費用に大きな差が出るのです。
それを踏まえた上で、7シリーズを選ぶのならそれは一つの選択でしょう。ただ維持費がかかるのが気にかかるなら、いざ故障しても費用を安く抑えられる3または5シリーズにするのがいいと思います。
補足について:
排気量で言えば、近年のBMWは車格にこだわらずダウンサイジングを進めています。つまりエンジンの低排気量化です。
たとえば現行の7シリーズには、排気量が3000ccのグレードが存在します。もちろん排気量が大きいグレードも選べるのですが。
3シリーズは、日本では2000ccのグレードが売れ筋ですが、3000ccのグレードも存在します。
つまり車格が上がったら排気量も上がるという、常識は変わりつつあります。
大きい車が欲しいなら、やはり7シリーズがいいですね。存在感が違いますよ!!
気になる車種がございましたら、是非当店のスタッフへお気軽にご相談下さいませ。
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